2007年01月13日

グロータース

「彼はそれから一ヶ月後に出発してベルギーに帰ってきた。そこで私は彼が日本滞在の印象を話してくれるのを待った。最も大事なことが彼の頭の中にしっかり刻みこまれているのを知ったとき、とてもうれしかった。彼はこう話してくれた。

「日本人の質素な生活態度に心打たれました。家の装飾に見られるなんという質素さ、生活様式にみられるなんという質素さ!彼らには必要品が何ひとつ欠けていません。しかも彼らは何かを、ただ珍しいために手に入れようとやっきになっているとは思われません」

 私は「エコノミック・アニマル」という言葉はジャーナリストによって作られたものであり、新聞の読者があまりにも早く「洗脳」されてしまったような気がしてならなかったが、彼の話を聞いていっそう、その感を強くした」


「経歴」

W・A・グロータース(ベルギー・1911年)

「参考書籍」

それでもやっぱり日本人になりたい・ウィレム・A. グロータース(著)

「関連書籍」

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2007年01月05日

グロータース

「日本で行われている仏教の葬式や墓参り風俗習慣を見ると、亡くなった人に対する一般民衆の態度がわかる。たとえば、お祖父さんの墓に、生前好きだった酒を供えているではないか。この点では、仏教もまた、魂の不滅を説くキリスト教と一脈通じるものがあるとの思いを抱くのである」

「経歴」

W・A・グロータース(ベルギー・1911年)

「参考書籍」

それでもやっぱり日本人になりたい・ウィレム・A. グロータース(著)

「関連書籍」

仏教とキリスト教―どう違うか50のQ&A・ひろ さちや(著)

世界の宗教と戦争講座・井沢 元彦(著)

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グロータース

「病院のヨーロッパ人は病人も看護婦も、中国人であるというだけの理由で自分たち二人の医師たちをどんなに軽蔑しているのか、実例をあげていろいろ話してくれた。中国人を馬鹿にした看護婦の言動に対して、私も中国人医師と同じようにひどく憤慨した。そして当時中国に在住していた大勢の外国人の態度について、中国人が実際にどのように考えていたのかをはじめて理解しはじめた。

 こうして私たちの間には友情が育っていった。それまでの私は、宣教師という任務を意識するあまり、人間を宣教の対象としか見ないようなところがあったと反省させられた。李、銭両人との出会いによってようやく人間同士の付き合いが始まり、そこから芽ばえる友情を知ったのであった」


「経歴」

W・A・グロータース(ベルギー・1911年)

「参考書籍」

それでもやっぱり日本人になりたい・ウィレム・A. グロータース(著)

「関連書籍」

「白人(グローバル)スタンダード」という新たなる侵略・清水 馨八郎(著)

人種偏見―太平洋戦争に見る日米摩擦の底流・ジョン・W. ダワー(著)

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