2012年11月10日

呉善花

「自然の音を直接聴く体験では、自然が発する音は無意味な音にすぎないが、そこに諸個人の擬人化の情緒が加担することによって、自然の音があたかも意味ある言葉であるかのようなイメージをもつことができる。人間と自然の音とはそんな関係にあるのだと当然のごとく思ってきたが、日本人についてはそうではないという。それを知ったときは大きなショックだった。 角田忠信氏の研究によれば、日本人は自然の音や母音を言語脳(左脳)優位の状態で聴いており、欧米人などはそれを非言語脳(右脳)優位の状態で聴いていることが、実験的に確認されている。(略)日本人は川の流れの音、虫の音、風の音など自然の音を、直接「ささやき」として、つまり言語と同じように受け入れて聴くという体験をしているのである」

「経歴」

呉善花(1956年・韓国生まれ・評論家)

「参考書籍」

日本が嫌いな日本人へ・呉善花(著)

「関連書籍」

日本人の脳―脳の働きと東西の文化・角田忠信(著)




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