2006年05月13日

フォーチュン

「頼朝の墓は、狭い鎌倉の町の背後に迫る、なだらかな地勢の山麓の近傍にある。墓の背後と両側に樹木が茂り、前方は緑の稲田が海岸まで広がっていた。 墓は石段を登った所に、低い垣に囲まれた小規模の簡素な石塔である。全体の構造は、おそらく六百年以上も前に建てられたので、年代とともに古びている。これが今なお日本国民に慕われている、最初に将軍になった有名な大将の墓とは思えないほど質素なものである」

「経歴」

ロバート・フォーチュン(1812年生まれ・英国)

「参考書籍」

幕末日本探訪記―江戸と北京・ロバート・フォーチュン(著)

「関連書籍」

源頼朝〈1〉・吉川英治(著)

「関連HP」

頼朝の墓
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2006年05月03日

シュリーマン

「大君が勝手気ままな行動をとれない理由としてまず、彼が昔からのしきたりや法律を遵守していることがあげられる。しかしそれ以上に、表向きの服従にもかかわらず、実際には対立関係にある大名、すなわち領主たちの存在が大きい。

以上のようにオールコック卿は言うが、この指摘は正しい。国元では大部分の土地を領有し、そこに絶対的権力をふるっている大名たちは、二つの権力の臣下として国法を遵守しながも、実際には、大君と帝の権威に対抗している。好機到来と見るや、自己の利益と情熱に従って、両者の権威を縮小しようと図るのである。

これは騎士制度を欠いた封建制度であり、ヴェネチア貴族の寡頭政治である。ここでは君主がすべてであり、労働者階級は無である。にもかかわらず、この国には平和、行き渡った満足感、豊かさ、完璧な秩序、そして世界のどの国にもましてよく耕された土地が見られる」


「経歴」

ハインリッヒ・シュリーマン(1822年生まれ・ドイツ)

「参考書籍」

シュリーマン旅行記清国・日本・ハインリッヒ・シュリーマン(著)

「関連書籍」
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