2012年10月25日

フィッシャー5

「少女教育のひとつに書芸がある。女子の書芸は、男子のそれとは異なる意味と性格をもつ。それに、図画の技芸も少女の教育のひとつであり、いかなる創意も要求されない。求められるのは、むしろ渾身の集中力と絵筆のさばきの確かさである。いっぽう書芸においても、思考が抑制されねばならないのは同様だ。思考が制せられて明鏡止水の心持ちにならないうちは、筆が紙にふれてはならないのである」

「経歴」

フリーダ・フィッシャー(1874年・ドイツ生まれ・美術史家)

「参考書籍」

明治日本美術紀行―ドイツ人女性美術史家の日記・フリーダ・フィッシャー(著)

posted by 日本人 at 05:48| 子育て・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年11月06日

蔡 焜燦

「戦前の日本の教育水準は非常に高く、また教師達が皆教育に情熱を燃やしていた上に、なにより愛情をもって子供達に接していた。

 私の後輩で、優秀だが家が貧しくて中等学校に入ることができない生徒がいた。すると先生がその生徒の父親を訪ね「私が学校へ行かせるから」と、五年間の学費を先生が肩代わりして卒業させたいということもあった。そして戦後、その生徒が日本に暮らす恩師を訪ね、涙の対面を果たした経緯は、当時の日本の新聞でも取り上げられている。

 しかしそんな美談は当時どこにでもあり、このような愛情を込めた教育は、明治・大正・昭和の各時代を通じて行われていたのである。日本人教師のこの教育精神は、当然のことながら台湾人教師にも多大な影響を与え、こうした素晴らしい教育が台湾全島に広まっていった。また、このことが資質の高い「人材」を育てることになったのである」


「経歴」

蔡 焜燦(台湾)

「参考書籍」

台湾人と日本精神(リップンチェンシン)―日本人よ胸をはりなさい・蔡 焜燦(著)

「関連書籍」

新・ゴーマニズム宣言SPECIAL 台湾論・小林 よしのり(著)

banner_04.gif

posted by 日本人 at 04:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 子育て・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月27日

ノンチック

「あの当時の東京は、敗戦前後に比べれば、まだよかったですね。しかし、食糧はじめ、すべての物が配給制度になっていましたが、まだ食べ物がありました。留学生も寮では、日本人と同じ食生活でした。丼一杯だけのご飯、みそ汁と野菜、そして、ときどき魚が出ました。馬の肉や鯨の肉料理、さらには蛙の料理も出ました。蛙の料理は、初めのころ誰もわからないで食べました。パンはなかったですネ。しかし、よく探せば、広い東京のどこかの店で、パンを売っていましたが、長い列に並んで待たねばならないので、われわれには買えませんでした。トコロテンは、まだたくさん売っていましたので、よく食べました。先生たちが、留学生の食糧を大変な苦労で集めておられることと、政府からの米の特配を出してもらっていることを知り、本郷寮では、「食事の不平を言うな!」と全員で戒め合いました。私たちは、あの時の、先生たちのご苦労に対し、今でも感謝しております」

「経歴」

ラジャー・ダト・ノンチック(マレーシア)

「参考書籍」

日本人よありがとう―マレーシアはこうして独立した・ラジャー・ダトノンチック(著)

「関連書籍」

南方特別留学生が見た戦時下の日本人・倉沢 愛子(著)

東南アジアの弟たち―素顔の南方特別留学生・上遠野 寛子(著)
posted by 日本人 at 20:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 子育て・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年05月07日

フォーチュン

「玩具店には、あらゆる種類のおもちゃが豊富に陳列されていた。あどけなく可愛いらしいものや、硝子鉢の中には、頭や尾や足をしじゅう動かしている小亀が群れていた。心棒に小皿のついた唸りゴマを、テーブルの上で回転させると、その小皿も一緒に回り始めた。箱の中に鉋屑のような、妙な小片が詰まっていて、それを水を入れた鉢の中に入れると、すこぶる奇妙な道化を演じた。 さまざまな種類の人形は大変魅力的で、ひげ剃りをしたり、髪を切ったり、腹を押さえると大声で鳴くものなどがあった。また、やっと見分けがつくような、小さなものを、炭火の上におくと、光る虫が生命と活気を得たように、そこらじゅうを動きまわった。この大玩具店の存在は、日本人がいかに子供好きであるかを証明している」

「経歴」

ロバート・フォーチュン(1812年生まれ・英国)

「参考書籍」

幕末日本探訪記―江戸と北京・ロバート・フォーチュン(著)

「関連書籍」

江戸からおもちゃがやって来た
posted by 日本人 at 01:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 子育て・教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。